ファッションメンテナンス工房 Hanakoyaブログ
2019年03月29日
イルビゾンテがま口金具の外れ補修
イルビゾンテ がま口財布の修理をご紹介いたします。


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イルビゾンテ(IL BISONTE)はイタリアのフィレンツェ生まれのブランドで、ロゴはアメリカパイソンをモチーフにしています。
イルビゾンテといえば、革本来の風合いを生かしたヌメ革などのバッグやコインケース、小物が有名です。
使い込むことで経年変化を楽しむことができるのも、このブランドアイテムの特徴です。

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こちらはブラウンのレザーに模様を型押ししたものが使用されたがま口の財布です。
がま口とは、財布やポーチの開閉に用いられる金具のことで、ガマ(ひきがえる)の口のように大きく開くことが名前の由来とされています。


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このがま口の口金が画像のように外れ、開閉ができなくなりました。口金には溝があり、その幅が広がることや、差し込んだレザーがヘタることにより外れたものと思われます。



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補修は、溝の幅を狭めコヨリ(紙紐)を噛ませることで固定させます。口金が曲がったものや、V字のつがい目(結合部分)にある金具のゆるみも補修可能です。


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口金が割れてしまったものや、形状によっては補修不可の場合もございますので、一度状態を拝見しご案内させていただいております。お気軽にご相談下さいませ。




 
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2019年03月27日
GUCCIバンブー財布のパイピング補修
GUCCI財布のパイピング修理をご紹介いたします。


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フロントのバンブーが印象的なお財布です。
GUCCIを代表するラインの一つであるバンブーは、日本から取り寄せた「竹」を加工することから始まりました。第二次世界大戦後、金属や皮革などの物資が不足し、安定供給が可能な素材を探していたGUCCIの職人たちは「竹」に目をつけます。最初に作られたのは竹に熱を加え、U字型に曲げたハンドルが特徴的なバンブーバッグです。


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キャンバス地を縁取るように付いたレザー(パイピング)が擦れにより破れています。


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お財布の折山は痛みがでやすい箇所です。今回は破れ箇所が複数あったため、バンブーが付いている面以外の革を全て交換します。


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特殊な色味の場合はズレる可能性がございます。今回は近いお色をご用意することができました。


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破れ箇所が少ない場合は部分的な革あてで補修できるケースもございますが、継ぎ目がでるため、痛みが多くみられる場合は全周交換がお勧めです。


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このようにお財布のパイピングは新しい革へ交換することが可能です。



 
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2019年03月23日
ファーストシューズ 染色


本日はレザーのファーストシューズのご紹介です。

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意外とご相談の多いファーストシューズです。お祖母さんが娘さんが小さい時に履かせたファーストシューズをお孫さんに履かせたいと約30年前のシューズを引っ張り出してきた所黄ばみや退色スレなどが・・・

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こちらのファーストシューズは持ち込まれるファーストシューズの中では状態は良い方だと思います。

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かかとぶぶんは高さがあり歩くのにサポートしてくれそうですね(^^)

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つま先部分のスレを見るとこの靴を履いてたくさん歩かれた履歴がありますね。

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やはり何十年物前のレザーアイテムは革の乾燥により少し固くなっているため染色すると履きじわのあたりから染色した顔料が劣化する可能性がありますがすべてご了承していただき作業の方させて頂きました。

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今回はステッチも黄ばんでいたため革部分と同様に染色しております。

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作業内容としましては革専用の洗剤で丸洗いをして乾燥後全体に染色加工をして保湿クリームで整えます。

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思いでのつまった素敵な贈り物ですね。お子さんが初めて履く記念の靴は大切に保管しているお母さんは多いようです。昔のものだからと言ってあきらめずに是非ご相談下さい。




 
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2019年03月08日
ルイヴィトンダミエジッピーウォレット反り補正
ルイヴィトンダミエジッピーウォレットの反り返り補正をご紹介いたします。

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ルイヴィトンの定番「ダミエ」は日本の市松模様にインスピレーションを受け誕生したラインだそうです。そしてダミエの歴史はモノグラムよりも古いそうです。


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こちらのジッピーウォレットのファスナーは外身よりも内側に隠れるように縫い込まれているタイプです。このファスナーを挟むようにあるダミエ柄が反り返って開いています。


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過去にもご紹介させていただいておりますが、こちらはダミエ柄の素材であるPVC(ポリ塩化ビニル)が縮むことにより起こる現象です。


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補正後の画像です。反り返りは縮んでしまったPVCの長さに、裏側に貼り合わせてある茶色レザーを合わせることで改善いたします。


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口を開いたようになっていましたが、元の形状に改善しております。裏地のレザーのカットいたしますので、差が大きい場合はステッチの穴がずれることがございます。


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内側の劣化がある場合は張り替えも承っております。ルイヴィトンのダミエやモノグラムの反り返り・縮み・ゆがみでお困りでしたら一度ご相談下さいませ。







 
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2019年03月01日
シャネルマトラッセ財布のパイピング補修
シャネル財布のお修理をご紹介いたします。


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こちらはマトラッセの長財布です。マトラッセとは日本語でいうと「ふくれ織り」を意味します。軟質の生地をダイヤモンド状に縫い合わせ、膨らみをもたすことで耐久性とデザイン性を高める技法をいいます。


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角の革が擦れて毛羽立っています。角は使用により傷みやすい箇所です。


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背面の角も同じように擦れています。部分的に染色補正を施すことも可能ですが、今回はフチ全体に傷みが見受けられましたので、革で囲むお修理をいたします。


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黒革にて囲みキズやスレを覆いました。


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フチの革は縫い目部分でへり返して仕上げることで革の断面は見えずとても自然な仕上がりとなります。


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シャネルマトラッセは染色補正も可能です。スレやキズの状態を拝見し最適なケア方法をご提案させていただきます。お気軽にご相談下さいませ。



 
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2019年02月08日
オールドコーチポーチの色褪せ
本日はオールドコーチのポーチのメンテナンスをご紹介いたします。
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ご依頼品のオールドコーチのポーチです。


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オールドコーチは丈夫で使うほどにしなやかになる革を使用しています。年代に左右されないデザインでビンテージ品として人気を博しています。


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この革は非常に丈夫ですが、ビンテージということもありひっかき傷が見受けられます。革の性質ですので止める手だてはないようです。


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気になる場合は染色補正を施しレザーのキズや退色を目立たなくいたします。


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普段のケアには保湿クリームをご使用いただく事で乾燥を防ぎ、ひび割れを防止いたします。


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ビンテージのオールドコーチはこの様にメンテナンスいたします。


 
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2019年01月26日
トッズバッグ クリーニング


本日はTOD’Sのバッグのメンテナンスのご紹介です。

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全体的に黒ずみと四つ角のスレのご相談です。

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背面の画像です。少し型崩れも起こしています。

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角のアップ画像です。スレて退色しています。

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全体的にクレンジング後四つ角を重点的に染色していきます。

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全体的な黒ずみはクレンジングで概ね除去し残った黒ずみは更に染色にて目立たなく致しますが暖色系のお色は黒ずみが透き出て見える事がございます。型崩れに関しましても完全には直りませんがプレスや内側にあんこを入れて形を整えることで少しづつ改善いたします。

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仕上げに保湿クリームを塗って完成です。



 
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2019年01月12日
ミュウミュウマテラッセ長財布 染色


本日はmiumiuのマテラッセラウンドファスナーのケアのご紹介です。

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定番でもあるマテラッセはラム革でプリーツの入ったデザインが特徴です。全体的にスレて退色している状態ですので元の色に近い状態のところで色を合わせて染色していきます。

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背面の画像です。正面同様スレによる退色が目立ちます。

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プリーツの凸部分がスレて退色しやすいのでしょうか・・・

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色補正する事でスレや退色を目立たなくしていきます。

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背面の染色後の画像になります。元々とても柔らかいレザーですので状態にもよりますが染色する事で少しレザーに張りがでることがあります。

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仕上げに保湿クリームを塗って仕上げます。





 
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2018年10月19日
フェラガモヴァラ財布のリボン交換
フェラガモ財布のリペアをご紹介いたします。

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ヴァラの財布です。リボンがポイントになっており素敵なお財布ですね。



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開閉時に良く触れる部分ですので、どうしても汚れてきます。ラグラン生地で作成されているこのリボンは取り換えることが可能です。


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全体的にレザーにもキズや汚れが見受けられます。こちらは染色にて補正をしていきます。


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染色後の状態です。淡い綺麗なピンクが蘇りました。傷やスレも染色にてある程度隠れますが、深いキズは残る場合もございます。

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リボンを交換いたしました。財布以外にも靴やバッグのリボンの交換も可能です。ヴァラの要といっても過言ではないリボンを新しくすることで、印象がとても良くなります。

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フェラガモ財布リボン交換の別事例もコチラで紹介しておりますのでご参考にしていただければと思います。



 
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2018年08月18日
NINA RICCIパスケース窓用セル板交換
パスケースなどの窓フィルム修理をご紹介いたします。

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こちらはニナリッチの財布です。免許証やICカードを入れる窓用のセル板(フィルム)に細かいキズやくすみがあります。


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セル板の材質はPVCです。キズが付いている場合は交換が最善の補修方法となります。


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新しいセル板に交換いたしました。透明感が違うだけで印象が変わります。

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財布やパスケースは毎日使用するものですので、傷みやすいものです。お気軽にメンテナンスのご相談をいただければと思います。





 
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