ファッションメンテナンス工房 Hanakoyaブログ
2006年09月29日
装飾ボタンの落とし穴(接着剤で付けたボタン編)
今日はボタンのことについてお話します。

衣類にはボタンは付き物ですが、その種類は豊富でプラスチック製のものから貝ボタンや水牛ボタンなどいろいろです。

このボタン、実はクリーニングでは気をつけないといけない大事な部分なんです。

クリーニングの工程は洗いがあって乾燥、そして仕上げですが、この乾燥工程のところで実はボタンの破損がよくあります。衣類の乾燥はタンブル乾燥といって、家庭用の乾燥機よりも大型でドラムの中をグルグルと回って乾燥させます。

この乾燥機の中で装飾ボタンなどは破損や割れなどを起こします。一般的にこのような装飾ボタンはアルミホイルで包んでからクリーニングするのですが、それだけでは100%カバーできるものではありません。











画像は破損したボタンです。アルミホイルで包んでクリーニングしたのですが、ボタンの土台の部分とボタン本体が接着剤で付けてあったため洗いの段階で接着剤が溶け乾燥段階で取れてしまいました。

このような場合は強力な接着剤で付け直すのですが、貝ボタンなどの場合、割れたりしますのでそのような場合は同じボタンを取り寄せて付け直しになります

当社では受付の段階で装飾ボタンはすべてアルミホイルで包みます。また、洗いの現場サイドではできるだけ、乾燥機を使わず、静止型乾燥機(ボックス)で乾燥するようにしています。

画像は静止型乾燥機(ボックス)です。中に衣類を掛けて熱風を送り乾燥させます。タンブル乾燥とは違い、物理的な衝撃を与えないのでボタンの破損を防止できます。







それでも今回のような見落としがあり、そのたびにボタンの修復作業をすることになります。








このようにクリーニング店では衣類の汚れなどもそうですが、ボタンの種類にも神経を使っているんですよ。

皆さんもクリーニングに出す時はボタンを良くお確かめください。もし、そのボタンが装飾ボタンであれば受付で一言いって頂くとうれしいです。





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2006年09月28日
洗濯表示と装飾品の取り付け方に気をつけて
今日はお客様からビーズの付いたスカートのクリーニング依頼がありました。











画像はクリーニング前のスカートです。
前の部分にビーズが付いています。ここで気をつけなければいけないのが、ビーズがどのように生地に取り付けてあるかです

今回のビーズはボンド(接着剤)で生地に直接取り付けてあります。このような品物をドライクリーニングすると、接着剤が剥がれ、ビーズが取れてしまいます。

接着剤は殆どが油性のものでドライクリーニングすることによって、油汚れと一緒に接着剤まで取れてしまうのです。

画像はスカートの洗濯表示です。
水洗い○の表示はありますが、残念ながらドライ×とは表示してありません。ドライ×じゃないからといってドライクリーニングしてしまうと大変なことになってしまいます。






画像はスカートを手洗いしているところです。洗濯機で丸洗いも良いかもしれませんが、今回のスカートはデニム生地で初めてクリーニングする品物のようです。洗濯機で洗うと色落ちや、ビーズが落ちる可能性があるので、手洗いが一番良い方法と考えました。





このように装飾品が付いた洋服は最近の流行らしく、よく見かけます。このような衣類をご購入の際は装飾品の取りつけ方を良く見て買われることをお勧めします。装飾品が糸でしっかりと縫いつけられているものは耐久性もよく、クリーニング店としてもうれしいですね。






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2006年09月27日
家庭で使える「酢」の便利な使用法(クリーニング編)
今日は酢酸についてお話します。

酢酸とは、簡単に言うと「酢」と同じ成分の薬品です。この水溶液は弱酸性で主に、アルカリの中和剤として使用します。

食用として一般の家庭にも良く使われる「酢」ですが、実はクリーニングでもいろんな使用ができます。今日は家庭で使える「酢」の便利な使用法をお話します。

・酸素系漂白の中和剤として
酸素系漂白はアルカリ剤を併用しますので、漂白後のすすぎに「酢」を20cc程度洗濯機に投入するだけで、後々の「アルカリ焼け」(アルカリが残って生地が黄変すること)を防いでくれます。

・洗濯後の柔軟剤として
洗剤にもアルカリ成分は入っているので、最後のすすぎの時に20cc程度洗濯機に投入するだけで衣類がふんわりします。

・色止め剤として
浴衣など、色泣きしやすい衣類を洗う時は洗剤に「酢」を20cc程度入れて洗うと色落ちがしにくくなります。洗浄力は落ちますが、浴衣などはそんなに汚れないので十分です。

・シャンプー後のリンス効果
本来、弱酸性の髪の毛ですが、シャンプーすることによってアルカリ性に変わります。弱酸性の「酢」で戻すと髪の毛もふんわりします。酢を20倍程度に薄めて使用し、十分にすすぎをすることをお勧めします。

・水垢取りに
台所などの水周りに白くついた水垢などは酢をつけた雑巾で擦ると意外と綺麗に取れます。

・トイレの消臭に
クリーニングではアンモニア(アルカリが強いです)の中和剤としても使用します。これを応用して「酢」を2倍に薄めた水を霧吹きで噴霧することによって臭いがなくなります。

皆さんも一度試してみてください。

画像は本日ご依頼いただいた、漂白加工の品物です。「酢酸」できちんと中和しました。









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2006年09月26日
リースキンマットクリーニング
今日は当社のリースキン事業部のご紹介をします。

当社は一般のクリーニングはもちろんですが、リースキンの認定工場として、主にマットやモップを洗っています。今日はマットクリーニングについてお話します。

画像は当社に搬入されたマットです。このように毎日、石川・福井・富山・新潟・長野方面から運送便を使って入ってきます。
基本的に朝入ってきた品物はその日のうちに運送便で出荷しなければいけないので入ったらすぐに洗います。





画像はマットクリーニングをする洗濯機です。古着クリーニングでもご紹介しましたが、稲本社製の100kg洗濯機です。当社にはこの機械が2機ともう一機、稲本社製の100kg洗濯機があり、主にマットはこの3機で洗浄から脱水を行います。















画像は洗浄後、乾燥機に送り込むところです。乾燥機の高さは3m以上あります。人間の手で送り込めないので、コンベアーで送り込みます。
この乾燥機は乾燥が終わると機械自体が傾いて中のマットを裏側から排出します。











画像は乾燥後のマットです。
これからたたみ込みをするのですが、マットにもサイズやタイプがいろいろあるので、一枚ずつチェックしながらたたんでいきます。

画像は仕上がったマットです。朝入ったマットは夕方にはこのように仕上がり、それぞれの出荷先に送られます。

このように毎日、約10tのリースキンマットが搬入・出荷されています。工場や店舗などいろんな所にひいてあるマットですが、これをひくのと、ひかないのでは床の汚れ方が大きく変わります。

皆さんのお店や、工場などでマットをひこうと検討されている方はご一報ください。リースキンの営業マンがすぐにお伺いします。

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2006年09月25日
原油高とクリーニング業界(スチームトラップ編)
今日はスチームトラップについてお話します。

前回、「ドレン回収タンク」についてお話しましたが、ドレン(熱交換で熱量を奪われた水分)は、このスチームトラップを通してタンクに回収されます。

画像は当社で使用しているスチームトラップです。スチームトラップにもいろんな種類があるのですが、いったいどんな役割をするのかといいますと、簡単に言えばドレンを排出する弁だと思ってください。

スチームトラップは定期的に弁が開き、ドレンを排出して加熱効率を向上させています。もし、スチームトラップが壊れていて弁が開きっぱなしになると、まだ使える蒸気がどんどん排出され、ボイラーは加熱を続け、ドレン回収タンクには高温の蒸気が入り込み燃料が無駄になります。

一般的にトラップが一個壊れているだけで、燃料の3%がロスするといわれています。原油高なのでこの3%は大きいです。

先日、スチームトラップのメーカーの方とお話する機会があり、今度トラップの点検をしていただくことになりました。当社にはこのようなスチームトラップが無数取り付けてあるので、きちんと点検して整備しようと思います。

トラップは一個数万円程度のものですが、壊れたまま使用すると場合によっては年間で百万単位ののロスになります。

原油高なので安易に料金を上げるのではなく、このようにコストの無駄を省くような対策もこれからどんどん必要になると思います。

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2006年09月22日
白物でも色物漂白(酸素系漂白剤)
今日はお客様からセーターのシミ抜き依頼がありました。











画像は普通にクリーニングした後の品物です。袖や前身ごろの部分に黄色くシミが残っています。素材は綿100%で生地の色は生成りです。また、襟周りから前たてにかけて紺色のステッチが施してあります。

今回のシミは見た感じ、油ジミがついて時間がたったもののように思われます。このようなシミは全体漂白して残った油じみはシミ抜きするのですが、気をつけたいのは白だからといって塩素系の漂白剤を使わないことです。

塩素系の漂白剤は簡単にシミを除去するのでシミ抜きには適していますが、同時に生地も真っ白にしてしまいます。今回の商品は、白物に見えますが、薄い生成り色です。そこに塩素系の漂白剤をつけると生成りがはげて真っ白になってしまいます。こうなるとシミよりも目だってしまいます。

また、襟周りのステッチの色もはげてしまいますので、今回のような場合は酸素系の漂白剤を使います。

まず、60度のお湯5ℓに酸素系の漂白剤50ccを入れます。そのまま様子を見ながら2,3時間程度漬け込みます。シミが取れていればそのまますすいで完了です。

私の場合はシミの状況を見て、漂白剤の量や温度、時間を調節しますが、皆さんは上記の要領でやれば失敗はないと思います。











画像は漂白後、油成分をシミ抜きした後の商品です。シミは綺麗に除去できました。生地の色も落ちることなく、ステッチの色も落ちていません。

このように、ご自宅で漂白するときは塩素系と酸素系の使い方を間違えないようにしてください。できるだけ塩素系は使わないようにして酸素系を使われることをお勧めします。素材は綿以外のものは漂白しないようにしてください。

また、塩素系と酸素系を混ぜると、塩素ガスが発生して危険なので絶対に混ぜないでください。

心配な場合は知識のあるクリーニング店に出すことをお勧めします。

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2006年09月20日
革ジャンのカビ取りクリーニング
今日は革ジャンのカビ取りクリーニングをご紹介します。











先日お客様が革ジャンを持ってこられたのですが、商品を見るとカビが全体に生え、すごいことになっていました。ほとんどあきらめ状態で、「取れなければ捨てます」と言われたのですが、商品の状況を見る限り、カビの除去は可能と判断しました。











画像はクリーニング前の商品です。黒の革ジャンとコートですが、カビで真っ白になっています。ここまでひどいのは初めてですが、保管状態が悪かったのだと思います。カビが表面を覆ってカペカペになっています。

礼服のカビ取りクリーニングでもお話しましたが、カビの除去には水洗いが一番良い方法です。しかし、今回の商品は革です。普通のクリーニング店ではドライクリーニングすると思いますが、ドライではこれほどのカビは完全に除去できません。今回は特殊水洗いで革ジャンをクリーニングしました

画像は洗いあがった後の革ジャンです。まだ表面が濡れているのでカビが除去できたか判断できませんが、水洗いなのに、縮みや色落ちはありません。特殊な洗剤と加工剤そして、特殊なクリーニング工程で洗うので問題ありません





この後、何日か自然乾燥し、若干の色落ちなどは色素復元剤で処理し、革の縮みはアイロンで修正していきます。






















画像は、仕上がった商品です。今回は縮みや色落ちはほとんどなかったので、特別な処理はしなくても大丈夫でした。逆に革につやがでて、商品が軽くなりました。熱をかけて乾燥していないので、革が硬くなることもなく、革ジャンが生き返りました。











このように革製品はカビが生えやすく、処理も大変です。カバーは通気性のある不織布で包装し、湿気のない風通しの良いところに保管することをお勧めします。もし、お気に入りの革製品にカビが生えたときは知識のあるクリーニング店に出すことをお勧めします。

革製品クリーニング説明はこちら

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2006年09月19日
レースのブラウスのアイロン掛け
今日はお客様からレースのブラウスのクリーニング依頼がありました。

ブラウスはYシャツと違ってフリルやレースなどデザイン的にもいろんなものがあります。前回はフリルのブラウスをご紹介しましたが、今回はレースのブラウスをご紹介します。

画像はクリーニング後のブラウスです。見えにくいですが、袖と胴の裾部分にレースの装飾が施してあります。レースの部分には糸で細かく編みこんであるためクリーニングすることによってその部分だけ縮みます






その縮みをアイロンで修正していくわけですが、平面的なアイロン台でプレスしてもなかなか縮みは伸びません。画像は平面のアイロン台でプレスしたものです。レースの部分は伸びきらずにシワになっています。






画像は「袖馬」を使ってプレスしているところです。これは立体的にプレスできるのと縮みを伸ばしながらプレスできるので、ブラウスのアイロンはもちろん、いろんな衣類のプレスに使います。






画像は袖の部分のプレスしたところです。縮みはきれいに修正できました。









胴の部分も同様に「胴馬」を使って伸ばしながらプレスしていきます。









胴のレース部分もきれいに修正できました。










今回のお客様はエリ部分がオーガンジーだったので、エリがねてしまうとのことで、エリをを立ててプレスしてほしいとご要望をいただいていました。エリ部分だけ糊を強めにつけてプレスすることによりその問題は解消しました。




このように、レースのブラウスなどは洗うことで、縮むのでアイロンはレース部分を伸ばしながらプレスしてください。ご自分では難しいという方は、お近くのクリーニング店に出すことをお勧めします。
しっかりとアイロンしたレースのブラウスは華やかな雰囲気を演出してくれます。

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2006年09月15日
麻のスカートのシミ抜き
今日はお客様から麻のスカートのシミ抜き依頼がありました。

画像はクリーニング前のものです。お客様はシロップをこぼされたそうです。シロップは水溶性なので、ドライクリーニングしても取れません。







この画像はドライクリーニング後のシミの部分です。シミはそのまま残っています。事前に前処理剤を塗って洗う方法もありますが、麻は色が落ちやすく塗ったところだけ色落ちする恐れがあります。今回はシミの部分を水だけ使ってシミ抜きしてみました。シミ抜き剤を使うと変色する恐れがあるからです。超音波を使い、水を多めに出すように調節してシミを取ります。


画像はシミ抜き後、アイロン掛けをしたものです。シロップはきれいに除去できました。

麻の品物は無理に洗剤などで擦ると、生地が白っぽくなってしまいますので、もしシミがついた場合は濡れタオルでたたくようにしてシミをとるようにしてください。決して無理しないでください。また、大切な麻の衣類にシミがついた場合は、すぐにお近くのクリーニング店に出すことをお勧めします。

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2006年09月14日
礼服のカビ取りクリーニング
今日はお客様から礼服のカビ取りクリーニングのご依頼がありました。











画像はクリーニング前の礼服です。全体に白っぽくカビが生えています。

カビは湿気があるところに繁殖しますが、衣類の場合は汚れがあるところに繁殖します。今回の礼服も汚れやすい股の部分や裾の方に繁殖していました。

カビの除去は水洗いが一番良い方法なのですが、今回の礼服は水洗いできないものなので、「汗抜きクリーニング」を施しました。











画像はクリーニング後の礼服です。
カビはきれいに除去できました。

このようにカビはクリーニングで取ることは可能ですカビの予防法としては、衣類をしまうときに必ず、洗濯するかクリーニングに出してください。クリーニング後はビニール袋から出して、湿気のない風通しの良いところに保管してください

カビが生えた状態で放置しておくと、カビが繊維の中まで入り込んで、取れにくくなると同時に生地が変色する恐れがあります

当社のドライクリーニングにはEM菌を配合していますので、カビの繁殖を防いでくれます

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