ファッションメンテナンス工房 Hanakoyaブログ
2009年02月19日
マッキントッシュの水ジミ(雨ジミ)除去。
今日はマッキントッシュの水ジミ(雨染み)除去をご紹介します。

2009021911453818587.jpg




















画像はご依頼いただいたマッキントッシュコートです。素材は綿100%でマッキンの中でも定番商品のダンケルドです。飽きのこないプレーンなデザインでAラインのシルエットが特徴です。

2009021911462228694.jpg




















今回のお客様は全体に薄汚れて色がくすんでいることと、雨の日に着用して水ジミ(雨染み)になってしまったようです。画像のようなシミが全体についていました。マッキントッシュのコートはゴム引きということもあり、防水性に優れたコートですが、着用することで生地の表面に汚れが付き、雨に濡れることで汚れが流れ出してこのようなシミになります。濃色の場合は水ジミは目立ちませんが、汗ジミが白く表面に浮き出てきて目立つケースがあります。

2009021911464628199.jpg




















クリーニング方法はウエットクリーニング(水洗い)ですが、袖口などの擦り汚れはブラッシングしないと取れません。

2009021911470028563.jpg




















洗浄中に接着テープが剥がれないように、使用する洗剤は洗浄力を弱くしたものを使用していますので汚れの殆どはブラッシングで取ることになります。

2009021911482318429.jpg




















袖口だけではなく、全体をすべてブラッシングします。

2009021911480117994.jpg




















裏側も汚れやすい個所です。

200902191149245349.jpg




















水ジミはもちろん、汗ジミなどは漬け置きだけでも除去できます。マッキントッシュの場合、襟周りが黒く油染みのようになっているものがありますが、こちらは完全に除去することは不能です。これらは中の接着成分が皮脂によって溶解されて表面に浮き出てきたものです。うっすらとシミになっている程度であれば除去しますが、このような状態になると一度取ってもまた浮き上がってきます。

2009021911484018564.jpg




















弊社のマッキントッシュクリーニングはウエットクリーニング(水洗い)を施します。ドライクリーニングは厳禁ですので、クリーニング店に出される時は注意してください。



20080614154504_1.JPGお客様の声です20080614154504.JPG
Hanakoya 福永 哲夫様

この度はお世話になりありがとうございました。
お願いしておりましたコートを受領しました。

かなり驚いております。
以前、倍の料金を出して違う所でお願いした時にはほとんど綺麗にならなかった汚れを!
想像以上に綺麗にしていただきありがとうございました。
本当はそろそろ新しい物を・・・と考えておりましたが、また大切に着れそうです。

また是非お願いしたいと思いますので、そのときはよろしくお願いいたします。
本当にありがとうございました。

お申し込み・問い合わせはこちら

Hanakoya
TEL076-227-8758
e-mail:
info@hanakoya.com
〒921-8802
石川県野々市町押野1丁目353

rogo_hanakoya.jpg 

ブログTOP

 

 
TrackBackURL : ボットからトラックバックURLを保護しています
2009年02月18日
革ジャケットについたシールの痕。
今日は革ジャケットについたシール跡の除去をご紹介します。

2009021816010511955.jpg




















画像はご依頼のあったジャケットです。ブランドはダンヒル(dunhill)で、素材は羊革です。羊でも仔羊のラムスキンは非常に柔らかく軽い素材が特徴です。また、状態の良い革を使用していますので表面が滑らかで艶があります。

2009021816004429862.jpg




















お客様は胸のポケットにシールを貼り、剥がしたらこのような状態になったそうです。これはシールの接着剤が残り、部分的に表面の黒い顔料が剥がれた状態です。

2009021816021912162.jpg




















全体的に汚れは少なかったので今回は胸のシミ抜きと色補正で修復しました。画像はシミ抜き段階の状態です。揮発性の染み抜き剤でシールの接着剤を除去しています。染み抜きすることで表面の顔料も剥がれてしまいますので、この後は色補正を部分的に施し修復します。

200902181601417032.jpg




















部分的な色補正は周りの色にしっかりと合わせないと、その部分だけ色が変って目立ってしまいます。同じ黒でも革の状態や劣化で色合いが微妙に変わってきています。今回は黒に若干赤みを入れた色合いで補正しました。

2009021816015811870.jpg




















アイロンでプレスすることでさらに光沢が蘇り、クリームで保湿することで艶が蘇ります。

今回のお客様は梱包時にセロハンテープが革部分についてしまい、その部分も同じような症状になっていました。もちろん補正させていただきましたが、革製品にはシールやテープを貼ることでこのような状態になりますので気をつけて下さい。特に今回のようなラムスキンはなりやすい素材です。

お申し込み・問い合わせはこちら

Hanakoya
TEL076-227-8758
e-mail:
info@hanakoya.com
〒921-8802
石川県野々市町押野1丁目353

rogo_hanakoya.jpg 

ブログTOP

 

 
TrackBackURL : ボットからトラックバックURLを保護しています
2009年02月12日
B-3のケア内容.
今日は最近お問い合わせの多いB−3のケア内容をご紹介します。

弊社では基本的に革製品はウエットクリーニング(水洗い)しています。状態によってはドライクリーニングの場合もありますが、ほとんどのご依頼品は汚れの状態でウエットクリーニングとなります。ただ、ウエットでもドライでもクリーニングすることで革の脂肪分が失われてしまします。そのため、弊社では洗浄液の中に脂分と栄養分を配合してクリーニングで失われた脂肪分を補給しています。

2009021211225329531.jpg




















画像はご依頼のあったB−3です。以前もご説明させていただきましたが、B−3はムートン部分の汚れのご相談がほとんどです。

2009021211230729595.jpg




















画像は洗浄前の襟周りです。黄色い部分は汗ジミでムートンが黄変しているものです。また、黒い部分は空気中のほこりや排気ガスなどを吸い込んで黒ずんでいるものです。

200902121123199382.jpg




















今回も襟周りはもちろん、ムートン全体がかなり汚れていたのでウエットクリーニングしました。洗浄液の中にはレザー専用の洗剤と脂肪分を補給するための脂分と栄養分が配合されています。

2009021211234427513.jpg




















ブラッシングでムートンを優しく洗い流し、すすぎを行った後は最後にもう一度、革に脂分と栄養分を補給します。洗浄液が白くなっているのは栄養分の色です。そうすることでムートンが滑らかになり、革全体もしっとりと柔らかくなり色も復元できます。

2009021211251328399.jpg




















数日間自然乾燥した後はムートンも表皮も滑らかに蘇ります。着用した時はB−3が軽くなったことが実感できるかと思います。仕上げには撥水加工と保湿でカビ予防にもなります。

2009021211254928592.jpg




















B−3はご自宅でのケアもこまめにされることをお勧めします。定期的にムートン部分をブラッシングすることで毛並みが揃い、汚れもある程度取り除けます。また、革専用のクリームやスウェード専用の保湿スプレーをシーズン中に一度、シーズン終了後に一度程度塗り込むことで、良い状態を保つことができます。


お客様の声です

夜分遅く恐れ入ります。B−3を受け取りました。

予想を超える仕上がりに満足しております。

襟回り、袖口の汚れが綺麗に落ちているのに驚き、また、ムートンがフサフサになっていましたので、また、ビックリしました。

この度は、親切な対応、丁寧なクリーニングをして頂きまして有難うございます。

冬のシーズンが終わりましたら、スタジャン、ウールと革の混合のコートを依頼させて頂こうと思っております。

その節は、宜しくお願い致します。


お申し込み・問い合わせはこちら

Hanakoya
TEL076-227-8758
e-mail:
info@hanakoya.com
〒921-8802
石川県野々市町押野1丁目353

rogo_hanakoya.jpg 

ブログTOP

 

 
TrackBackURL : ボットからトラックバックURLを保護しています
2009年02月10日
スタジャンの色補正。
今日はスタジャンの色補正をご紹介します。

200902101343312234.jpg




















画像はご依頼のあったスタジャンです。目立った汚れは見えませんが、袖の部分を見ると顔料が摩擦で剥がれた状態でした。

200902101343462297.jpg




















スタジャンの袖革の汚れ落としはウエットクリーニングで除去できますが、このような顔料の剥離はウエットでは修復できません。また、このまま着用すると革自体の油脂がなくなり、顔料が粉のようになって剥がれ落ちてきます。この場合は色補正することで修復可能となります。

2009021013440423526.jpg




















今回は剥離はもちろんですが、革の表面がかなり擦り切れていたため、表面をサンディング(下地処理)して滑らかにしたあと色補正を施しました。

古着のスタジャンなどは色補正すると袖革部分だけが新品になってバランス的にお勧めはできませんが、今回のようにメルトンが綺麗なスタジャンは色補正することでかなり状態は良くなります。

2009021013442011222.jpg




















袖革の色剥げはもちろんですが、色補正することでウエットで完全に取りきれなかった汚れも綺麗に隠すことができます。また、カビによる変色や退色も色補正で修復可能です。
 
 
20080614154504_1.JPG
お客様の声です20080614154504.JPG

フクナガプレス

福永哲夫 様

 

本日、スタジャン受取りました。

綺麗にしていただきありがとうございました。

想像以上の仕上がりで、驚いています。

また、丁寧な説明と、着払い伝票まで、同封していただきありがとうございました。

また、お願いしたいと思っています。

今回は、ありがとうございました。


お申し込み・問い合わせはこちら

Hanakoya
TEL076-227-8758
e-mail:
info@hanakoya.com
〒921-8802
石川県野々市町押野1丁目353

rogo_hanakoya.jpg 

ブログTOP

 

 
TrackBackURL : ボットからトラックバックURLを保護しています
2009年02月09日
エルメス手帳カバーのボールペン染み抜き・色補正。
今日はエルメス手帳カバーのボールペン染み抜き・色補正をご紹介します。

2009020915480814933.jpg




















画像はご依頼のあった商品です。エルメスの手帳カバーで素材はシェーブル(山羊)、色はオレンジです。シェーブルは独特の光沢や紋様があり、軽くて丈夫なのが特徴です。エルメスでは手帳カバーなど小物によく使われる素材です。

2009020916014327388.jpg




















内側は綺麗にサンディングされ、光沢を抑えた柔らかい肌触りとなっています。こちらはあえて手は加えません。

2009020915483526994.jpg




















画像のようにボールペンのシミが見られます。また、全体的に薄汚れて光沢も無くなっています。シミ抜きの途中の画像なのでボールペンのシミの周りが輪染みになっています。この後、素材を痛めないようにシミを除去していきます。この場合、シミ抜きをやりすぎるとシェーブル独特の紋様がなくなってしまいますので、紋様がなくならないようにシミ抜きしていきます。

2009020915490214642.jpg




















色補正は光沢を蘇らせながら、エルメスの鮮やかなオレンジを再現しています。

2009020915492326994.jpg




















エルメスはもちろん、革製品にボールペンのシミがついても修復可能です。弊社の専属スタッフが素材や色を見極め、心をこめてケアさせていただきます。

2009020916000127383.jpg




















その他のエルメスバッグケアの記事はこちら


関連記事はこちら


お申し込み・問い合わせはこちら

Hanakoya
TEL076-227-8758
e-mail:
info@hanakoya.com
〒921-8802
石川県野々市町押野1丁目353

rogo_hanakoya.jpg 

ブログTOP

 


 
TrackBackURL : ボットからトラックバックURLを保護しています
2009年02月06日
エルメス ドレミ(エヴァー・カーフ)の色補正。
今日はエルメスドレミの色補正をご紹介します。

2009020609560915172.jpg




















画像はご依頼頂いた商品です。広範囲に擦れによる色剥げが見られます。素材はエバー・カーフです。エヴァー・カーフはボックスカーフの光沢を抑えた素材でボックスカーフと異なり、柔らかいのが特徴です。

2009020609565815026.jpg




















200902060957139183.jpg




















画像のようにシワになる部分を中心に全体的にも若干色が剥げています。

2009020609564327770.jpg




















今回のケア内容は全体クレンジング・下地処理・色補正・撥水加工・クリーム保湿です。

200902060957289344.jpg




















エバー・カーフの光沢を抑えた柔らかい革質を重視してのケアです。そのため、色が退色した部分は慎重に下地処理を施し、薄く色を重ね塗りして着彩していきます。また、弊社での靴・バッグケアにはすべて撥水加工を施します。

200902060956279500.jpg




















仕上げは専用のクリームで保湿を施します。エルメスドレミは弊社の専属スタッフが心をこめてケアさせていただきます。

その他のエルメスバッグケアの記事はこちら

関連記事はこちら

お申し込み・問い合わせはこちら

Hanakoya
TEL076-227-8758
e-mail:
info@hanakoya.com
〒921-8802
石川県野々市町押野1丁目353

rogo_hanakoya.jpg 

ブログTOP

 


 
TrackBackURL : ボットからトラックバックURLを保護しています