ファッションメンテナンス工房 Hanakoyaブログ
2018年10月25日
ゴム引きコートのテープ剥がれ補修
今日はゴム引きコートのテープ剥がれ補修をご紹介いたします。
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ご依頼品のマッキントッシュゴム引きコートです。

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マッキントッシュのゴム引きコートは綿素材が主流ですが、こちらはウール素材のコートです。

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ゴム引きコートは表と裏の生地の間に天然ゴムを伸ばして生地でサンドするように張り合わせて作られているので高い防水性があります。この特殊な生地は「マッキントッシュクロス」と呼ばれ他のハイブランドでも多数使用されています。


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ゴムが使用された生地なので通気性をもたせるために脇にはベンチレーションホール(通気口)があります。

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トレンチコートでよくご相談いただきますが、袖口はご使用により擦れて生地が破れゴムが見えています。

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この様な破れは生地を内側に織り込み補修致します。この方法での補修は袖丈があまり短くならないのが特徴です。

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裏地のマスキングテープは経年劣化で剥がれが起きるものですが、今回はテープをミシンで縫い付けて補修致します。

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オリジナルにはなかったステッチが入り、見栄えが変わりますが今後剥がれが起きることはありません。


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全てのテープを縫い留めたり、デザイン上違和感の無い箇所のみや剥がれやすい箇所のみ補修可能です。ウール地の場合ステッチは見えますが大きく目立つものではありません。
 

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もちろんオリジナルと同様に接着する方法もございます。マッキントッシュの伝統ある製法にミシンを入れるのは心苦しいですが、着用されるお客様が快適にファッションライフを楽しめるようお手伝いいたします。


 
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