ファッションメンテナンス工房 Hanakoyaブログ
2019年04月07日
オールソールってどんな修理?
お気に入りの靴は長く履きたいものですよね。
足を保護し、歩行を補助してくれる靴はどうしても履く度に傷んでいきます。
特に直接地面に触れる靴底は痛みが激しい為、定期的なメンテナンスが必要となります。
今回はHanakoyaの修理事例集にも度々登場する靴底の修理、「オールソール」についてご紹介します。

◆オールソールとは
オールソールとは、傷んだ靴底(ソール)全体を交換する修理です。
減った踵の修理(リフト交換)や前面の保護(ハーフソール)など部分的な修理で対応ができない場合や、ソール全体が劣化している場合に行ないます。
素材はオリジナルに合わせることが多く、レザーソール(革底)やラバーソール(ゴム底)、スポンジソール、クレープソール(天然ゴム)等がございます。
また、ソールをオリジナルとは違う素材に変えたい場合もオールソールすることで交換可能です。

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Before:レザーソールのオールソール

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After:レザーソールのオールソール


オールソールが出来る回数は靴の製法により異なります。
目安は「グッドイヤーウエルト製法」は5.6回、「マッケイ製法」は2.3回、「セメンテッド製法」は1回ほどです。

靴の作りによってはオールソール出来ない場合もあり、中でもスニーカーは基本的には修理をする作りにはなっていないため不可となる場合が多いです。

また合皮素材の靴も修理に耐えられない場合が多く不可となります。
長く愛用したい靴を選ぶ際は、修理しながら履ける靴かどうかを選定の一つにされると良いかもしれません。


◆ソールの寿命を延ばすために

オールソール可能な回数は限られているため、出来るだけ交換時期を延ばすよう定期的にソールをメンテナンスすることも大切です。

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かかとはトップリフトは新しいものに交換可能です。一層目が減った状態で交換すれば補修跡が残らず補修することが可能です。


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つま先の減りは新品時にハーフソールやトゥスチールで保護する事でソール本体の減りを遅らせる事ができます。
傷んだパーツを部分的に直しながら履くことで、補修のコストも抑えられ、靴の寿命も延びます。

ソールが減ってもう履けないとあきらめていたお靴がございましたら、オールソールのお修理をご検討されてはいかかでしょうか。


 
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